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アクション最前線

2020/01/10

2019年のフローレンスのソーシャルアクション成果一挙まとめ!2020年を『アウトリーチ元年』に!


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2020年がスタートしました!

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2019年、フローレンスでは数々のソーシャルアクションを行ってきました。新年1本目の「フローレンスNEWS」は2019年のソーシャルアクションふり返りからスタートです!

【1月】豊洲に認可外病児保育室をオープン

近年、マンションや商業施設の開発が進み子育て世帯が多く流入した豊洲・東雲地区において顕著に病児保育室が不足しているという課題がありました。

認可保育施設は増加する一方、病児保育室は10年以上新規開設がされてこなかった豊洲地区。豊洲駅から半径1km圏内に位置する保育園定員数3,100名に対して同圏内の病児保育室は1施設(定員4名)のみで、利用倍率は771倍という状況でした。

そこで、こうしたエリアの課題を解決すべく、有明こどもクリニック豊洲院と提携し認可外施設として病児保育室フローレンス豊洲を開設いたしました。

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豊洲エリアを中心とした子育て中の保護者に行った「病児保育室利用に関するアンケート」を元に、病児保育ニーズと新規開設の理由について記者会見も行い、江東区へ病児保育運営への予算化を要望するソーシャルアクションを行いました。

こうして赤字覚悟でオープンした「病児保育室フローレンス豊洲」ですが、ソーシャルアクションが功を奏し、2019年2月には江東区が病児保育室の予算化を表明

「病児保育室フローレンス豊洲」も委託事業に応募し、晴れて10月1日より、江東区の委託事業となりました。

病児保育を子育て社会のインフラに!10/1より「病児保育室フローレンス豊洲」が江東区の委託事業に。
病気で保育園や学校に行けない子どもたちを預かる、病児保育施設。 働く親御さんにとって安心して仕事を継続するためのライフラインです。 病児保育事業を国内最大規模で運営するフローレ...

【3月】東京マラソンチャリティ事業の寄付先として初選出&大会当日

フローレンスは、「障害(医療的ケア)があることを理由に保育が受けられない子どもを、まずは東京でゼロにしたい」という目標を掲げ、東京マラソン2019チャリティ事業において、寄付先団体に初めて選出されました!

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選出決定から約8ヶ月後の2019年3月3日(日)、大会当日を迎え、フローレンスの目標に共感してくださった140名ものチャリティランナーのみなさんが、フルマラソンにチャレンジしました。

【東京マラソン2019チャリティ大会当日レポート】医療的ケア児の未来のために。チャリティランナーそれぞれの思い
東京マラソン2019チャリティの寄付先団体となったフローレンス。大会当日は「障害(医療的ケア)があることを理由に保育が受けられない子どもを、まずは東京でゼロにしたい」という思いのも...

なお、今年の東京マラソン2020チャリティにおいても、引き続き寄付先団体として選出されました。今年も多くのチャリティランナーの皆さんと目標を共有し、走ることができることを嬉しく思います!

 

【5月】 #この髪どうしてダメですか 署名キャンペーン を仕掛け、黒染め指導「中止」明言を引き出す

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2019年3月、SNS上で現役の中高生が次々と問題提起を行うムーブメントがおきました。

きっかけは、ヘアケアブランド「パンテーン」が学生の髪型校則をテーマにした「#この髪どうしてダメですか」キャンペーンを展開したことから始まります。

生まれつきの茶色い髪や天然パーマなどを証明するために「地毛証明書」の提出を義務づける中学や高校が全国的に複数あり、地毛証明書を出したにも関わらず、生まれつき茶色い地毛を黒く染めるように促された経験がある人は、13人に1人に及ぶということが調査によって明らかになりました。

フローレンスでも25の保育施設を運営し、約7000を超える家庭に訪問型保育を提供する事業者として、多様な個性とバックグラウンドを持つ子ども達と接しています。

障害児や外国籍の子ども達も含め、フローレンスの保育現場では互いの個性を尊重しあい、自分の考えや意思を表現する自由を認めあっています。こうした子ども達が、将来就学年齢になった時に、地毛を黒染め指導されるような学校教育現場であってほしくはないという思いがありました。

こうした社会的なムーブメントがその時の流行として終わってしまうのではなく、教育現場で前向きな対話が行われ、制度を変えていくべく、パンテーンの発売元であるP&Gさんとタッグを組み、署名キャンペーンを立ち上げました。

2019年5月8日~2019年7月26日の期間に、約2万人もの方からご賛同を頂き、署名を東京都教育庁に提出いたしました。

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東京都教育委員会教育庁指導部の佐藤聖一氏より、生来の頭髪を一律に黒染めするような指導は行わないとする方針を明言いただきました。

【署名を東京都教育庁に提出!】#この髪どうしてダメですか? 地毛の黒染め指導はやめてください
フローレンスは2019年5月8日からスタートした【#この髪どうしてダメですか? 地毛の黒染め指導はやめてください 署名キャンペーン】に賛同しています。本日2019年7月30日、東京...

 

【7月】医療的ケアシッター ナンシー開始

これまでフローレンスでは、障害児保育園ヘレンや障害児訪問保育アニーの事業を通して、医療的ケア児の親御さんの就労支援を行ってきました。しかし、医療的ケア児を育てるご家庭の中には、親御さんが働けない環境の中、24時間365日の介護に辛さを抱えるご家庭もあります。

いっときも子どもから目を離すことが出来ない親御さんのレスパイト(一時休息)、就学年齢の医療的ケア児のニーズに対応するため、新規事業「医療的ケアシッター ナンシー」がスタートしました。

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初年度の看護師採用・育成、バックオフィス運営体制構築のため資金2,000万円については、合同会社西友「2019年度社会貢献活動助成プログラム」、および一般財団法人村上財団、個人寄付者として佐俣アンリ様(ANRI代表パートナー)、松本恭攝様(ラクスル株式会社 代表取締役社長CEO)よりご寄付を頂き、事業スタートの目処を立てることができました。

事業内容発表の記者会見には医療的ケア児とそのご家族、寄付者の方々にも登壇頂き、医療的ケア児を育てる家庭の現状や医療的ケアシッターナンシーへの期待を語ってくださいました。

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記者会見には多くのメディアにお越しいただき、医療的ケア児を育てる親に対するレスパイト(休息)や、就学支援の必要性について掲載頂きました。

【記者会見実施】日本初の新規事業「医療的ケアシッター ナンシー」事業内容発表会を行いました
2019年7月31日、フローレンスでは2年ぶりとなる新規事業、医療的ケア児や障害児を専門にお預かりする「医療的ケアシッター ナンシー」の発表会を、厚生労働省にて開催しました。記者会...

こうしてフローレンス自ら現場運営をしながら、親子領域における様々な社会課題の解決と、社会インフラ化のための政策提言を推進してまいります。

【8月】ほいくえん子ども食堂 開始

子ども食堂とは子どもとその保護者、あるいは地域の人々に対して無料または低料金で栄養価の高い食事とコミュニティの場を提供するために行われている社会活動です。

全国的に活発に取り組まれていますが、フローレンスではこどもが安全に遊べるスペースがあり、子育ての専門家である保育士がいて、つくりたての食事が提供できる給食室を備えた『保育園』と、子ども食堂とは非常に相性がよいのでは、と考え、仙台市のおうち保育園かしわぎで「ほいくえん子ども食堂」をオープンしました。

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「ほいくえん子ども食堂」は保育園ならではの特性を活かし、地域ソーシャルワークの窓口として機能していくことをイメージしています。

家庭の経済状況が厳しく毎日三食ちゃんとした食事を摂ることができない。

共働きや習い事で忙しくて家族が一緒にご飯を食べられない(孤食)。

そうした現状に対して、「ほいくえん子ども食堂」が、保護者も子どもも、悩みや困ったことがあった時に誰かに相談できる場、また、ちょっと疲れた時にほっとできる場となれたらと考えています。

開店スケジュールはこちらでご確認ください。

 

【9月】フローレンス法人化15周年!

2019年はフローレンスが法人設立(NPO認証)して15年の節目の年でした。

15年前、「病児保育」という言葉すら社会では認知されていませんでしたが、今や、訪問型病児保育の対応件数は、累計75,000件以上。

取り組む社会課題も病児保育問題だけではなく、障害児保育問題、赤ちゃん虐待死問題、待機児童問題など多岐に渡っています。

そして、600人以上のスタッフが働く組織にまで成長しました。

フローレンスが目指す社会を実現していくために、様々な事業部、様々な仕事を持ったメンバー同士が「チームフローレンス」として一体感を持ち、そしてお互いの顔と名前が分かる機会を設けるべく、スタッフ600人全員で一緒にお祝いをする場として、15周年イベントを開催しました。

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600人を超すスタッフでお祝い!フローレンス15周年社内イベントを開催しました!
こんにちは。 フローレンス15周年プロジェクトの岩井です。今回15周年プロジェクトのリーダーをさせていただきました。 2004年日本初の訪問型病児保育からはじまったフローレン...

 

【9月】都の特別支援学校での「医ケア児保護者の付き添い」中止の明言を引き出す

東京都教育委員会が、長年の課題であった医療的ケア児の通学付き添い問題に対し、付き添い中止の答弁を行いました。

フローレンス代表理事の駒崎が事務局長を務める「全国医療的ケア児者支援協議会」が2016年よりロビイングを行ってきた課題であり、ようやく実を結びました。

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これまでは、医療的ケア児が学校に通学するには、常に保護者の付き添いが強いられてきました。また、学校に看護師の配置が不足している場合、校内での付き添いもすべて保護者が行う必要がありました。こうして子どもたちに付き添う保護者は就労することができないため多くの場合、母親が仕事を辞め24時間体制で介護に当たっています。経済的負荷に加え心身への負担も重く、保護者の体調などの事情によっては学校に通学できていない子どももいるのです。

こうした現状は、子どもの教育を受ける権利を侵害しているとして、問題視されてきました。

就学時の親の付き添い問題は、東京から解消されようとしていますが、医療的ケア児を巡る問題は、これで終わりではありません。

引き続きフローレンスでは、事業モデルの拡大と両輪で政治と社会に訴え、変革を起こしていきます。

 

【11月】多胎児支援ソーシャルアクションとスピード制度改正

フローレンスのママ社員・市倉が、友人の多胎児ママの惨状に胸を痛め、多胎児家庭にアンケートをとって大変さを見える化しよう、というところから、フローレンス全社を巻き込んだソーシャルアクションが始まりました。

全国の多胎家庭1,591世帯の壮絶な育児実態をアンケート調査で可視化し、その結果を元に厚生労働省で記者会見を実施。

壮絶な多胎育児の実態を伝え、実際のアンケートから導き出された求められている支援について提言しました。

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【11月児童虐待防止月間】#助けて多胎育児 全国多胎家庭1,591世帯の実態アンケート調査報告 壮絶な多胎育児の実態が明らかに
認定NPO法人フローレンスと、フローレンスの赤ちゃん縁組事業部に所属しながら「多胎育児のサポートを考える会」代表を務める市倉加寿代は、全国の多胎家庭1,591世帯の壮絶な育児実態を...

この記者会見の後、都議会質問や国会質問に繋がり、一気にイシュー化

小池都知事もベビーシッター補助制度を多胎育児家庭にも対象を拡大する方針を示しました。

また、双子用ベビーカーは畳んで乗車するルールを設けていた都営バスについてもその姿勢が変化。双子用ベビーカーを畳まず乗車できるよう調整をすすめるという方針を打ち出しました。

一人のスタッフの情熱が、様々な人を動かし、制度を変え、社会を動かしはじめています。

【12月】京都こども宅食スタート

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2017年、文京区で始まったこども宅食。2018年には全国へこども宅食を展開していくために「⼀般社団法⼈こども宅食応援団」を立ち上げ、フローレンスでもその運営の一端を担うべく、こども宅食事業部を設立しました。

そして、こども宅食応援団のサポートの元、佐賀、長崎、宮崎、新潟とこども宅食は広がっています。2019年12月には、京都でもこども宅食が立ち上がりました

 

【12月】子育て世帯へのアウトリーチ・保育ソーシャルワーク等が予算化

フローレンスでは運営する保育園に通う園児やその家族を対象に、保育ソーシャルワークを実践し、その制度化を国に訴えてきました。

そしてその提言が実を結び、令和2年度に予算案に盛り込まれました。

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地域連携推進員は、名前こそ違いますが、フローレンスが提案してきた保育ソーシャルワーカーの役割そのままです。

また、こども宅食を通じて必要性を訴えてきた「子育て世帯へのアウトリーチ」も、政策(予算)化しました。

これにより、全国の自治体でこども宅食を立ち上げやすくなります!

2020年もフローレンスはひた走ります!

こうして様々なソーシャルアクションを通して、親子の笑顔をさまたげる社会問題の解消に動いた2019年。

今年も、様々なアクションを起こしていきます。

医療的ケア児とその家族が様々な支援を受けられるための報酬改定を。

女性の産後うつを防ぎ、男性の育児参加をあたりまえにすべく、男性育休義務化の提言を。

保育ソーシャルワークやこども宅食の全国展開化を通して、困難を抱える親子へのアウトリーチを。

手厚く温かな家庭環境で子どもが育つことができるよう、特別養子縁組に加え里親啓発事業を。

より福祉領域に切り込みながら、全国的な活動へと広げていきます。

2020年もフローレンスの活動にご注目ください!

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