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アクション最前線

2019/05/24

特別養子縁組と政策提言の両輪で、2026年までに赤ちゃんの虐待死をゼロに【シリーズ #令和の子育て】

  


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平成28年4月1日から平成29年3月31日までの1年間で、32人の0歳児の赤ちゃんが虐待によって命を落としましたそのうちの11人が、月齢0ヶ月0日の生まれたばかりの赤ちゃんです。
厚生労働省 子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第14次報告)より)

このような悲しい死を防ぎ、虐待死によって亡くなる赤ちゃんをゼロにするためにどうしていけばよいのか。

フローレンスが取り組んできた特別養子縁組の事業を通して、虐待死のない未来について、共に考えてみませんか?

なぜ赤ちゃんが命を落とさねばならないのか?

0ヶ月の赤ちゃんが11日に1人のペースで亡くなっている――この問題の背景にはどのようなものがあるのでしょうか?

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まず「予期せぬ妊娠」が根本にありますが、その背景には

「妊娠したけど、お金がないから病院を受診できない」
「妊娠をきっかけに子どもの父親となるはずの男性と連絡が取れなくなってしまった」
「親や親戚、友人・知人などに頼る人がいない」
「性犯罪の被害に遭ったことで妊娠してしまった」

といった、複合的な要因が考えられます。

フローレンスでは、こうした悩みを誰にも相談できず一人で抱え込んでしまう妊婦さんの相談に乗る「にんしん相談」に取り組んでいます。

にんしん相談に寄せられる声、そこから分かる性教育の不足

にんしん相談に寄せられた声からは、相談者の4割近くが10代という状況もわかりました。

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相談の内、42%は妊娠前の相談で、妊娠の可能性の有無についての相談が多いのも特徴的でした。

性行為や妊娠や避妊についての正しい知識に乏しいため不安になったり、「こんなに簡単に妊娠するとは思わなかった」といった声もあり、学校等での性教育を拡充していく必要性を実感する結果となっています。

フローレンスの特別養子縁組事業

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フローレンスのにんしん相談では、予期せぬ妊娠に悩むご相談者の方の状況やお気持ちを伺いながら、一緒に様々な方法を検討します。その結果、特別養子縁組を行うと決めた場合に、産まれてくるお子さんに最もふさわしい育ての親を探し、委託を行っています。

「生んでも育てられない」と悩む生みの親と、子どもを育てたいと願う育ての親、この双方を繋げ赤ちゃんの生命を救う取り組みがフローレンスの特別養子縁組です。

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育ての親は、誰もがなれるわけではありません。
様々な条件を満たし、研修を受けていただく必要があります。

フローレンスで行っている研修は、特別養子縁組の制度や、養育について、子どもの発達についてなどを、実習も交えながら学んでいく研修です。2019年1月には、基礎研修についてはオンラインでの受講が可能となりました。

「特別養子縁組で子どもを迎えることに興味があるけど、具体的にどうしたらいいのかわからない」といった方々が一歩を踏み出すきっかけとして、また、これまで遠方にお住まいでなかなか研修を受けられなかった方にも受講いただいています。

特別養子縁組の法制度ができるまで

特別養子縁組の制度は、今から約30年前、1988年に作られた制度です。

特別養子縁組制度は平成25年度において474件ほど成立していますが、それでも虐待などを理由に乳児院に入る子どもは年間3000人ほど。まだまだ家庭的な環境で養育されるべき子どもは沢山存在します。

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それでいて、特別養子縁組は国からの補助は1円も出ない状況が長年続いていました。特別養子縁組事業者は、届出によって業を営むことができる、「届出制」となっていて、罰則規定もないことから、悪質な事業者が現れるなどの問題も起こっていました。

この状況に風穴が開いたのが、2016年の特別養子縁組あっせん法案(正式名称:民間あっせん機関による養子縁組のあっせんに係る児童の保護等に関する法律案)の成立です。

この法案が成立したことで、特別養子縁組事業者へ国から補助が出たり、「届出制」から、都道府県から許可を受けなければ業を営めない「許可制」に変更となりました。

※フローレンスは厚生労働省および東京都より、民間養子縁組あっせん機関として許可を受けた事業者です。(許可年月日:平成30年12月26日 許可番号:30福保子育第2541号)

子どもがより家庭的な環境で養育されることに重きをおいた施策となり、日本の社会的養護の歴史において重要な1ページを刻むこととなりました。

2026年、赤ちゃんの虐待死をゼロにするために私たちが取り組むこと

フローレンスが特別養子縁組事業を始めた2016年。

この時掲げた「10年以内に虐待で命を落とす赤ちゃんをゼロにする」という目標の達成期限まで、あと7年です。

赤ちゃんの虐待死をゼロにしていくためには、特別養子縁組も子どもの福祉のための1つの選択肢として当たり前にしていく必要があります。

そのために出来ることを、皆さん一人ひとりが考え、共に行動に移していただけたら嬉しいです。

特別養子縁組制度で子どもを迎えることを考える夫婦のための特別養子縁組オンライン基礎研修

▶募集中:赤ちゃん縁組の特別養子縁組相談員 

▶募集中:赤ちゃん縁組育ての親支援担当 

寄付を通して赤ちゃんの虐待死ゼロを応援する 


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